2024 年 73 巻 2 号 p. 26-31
近年Additive Manufacturingによる部品の製造が注目されている.従来の切削による手法より短納期で少量の部品が必要な場合,メリットは大きいと考えられている.金属の場合はプラスチックに比べ装置導入コストが高く,安価な手法が近年導入され始めている.本報では対象を金属に絞り,石油産業におけるAdditive Manufacturing導入の取り組みと,耐食性に対する検討に関して主に紹介する.Additive Manufacturingにより耐食性の優れた金属部材を製造するためのkey pointに関して議論したい.