Zairyo-to-Kankyo
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大気さび破壊のダイナミックスとタンク底板腐食位置標定精度
神澤 正洋長 英雄竹本 幹男
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2004 年 53 巻 10 号 p. 489-494

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抄録

大気さびの破壊によるラム波AEの解析によって, さび破壊のダイナミックスを調べた. 500日間屋外に暴露して成長させたさびつき炭素鋼板の引張りおよび圧縮曲げ中に検出されたS0モード波頭マッチングを行い, さび破壊 (原波形) のパラメーターを推定した. さび破壊の生成時間は1μs以下, 破壊体積は遅れ破壊の数百から数千倍も大きく, 広帯域で大きな振幅のAEを発生させることがわかった. 次に, ぬれ乾き腐食を受ける貯水モデル円筒タンク底板のさび自壊によるAEを, 側壁に設置したセンサーで液中縦波として検出し, 音源位置を標定した. 20dB程度の増幅率でもAEが検出されたが, S/N比は悪く評定精度は悪かった.

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© 社団法人腐食防食協会
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