2025 年 8 巻 p. 252-298
本研究では、被害者支援活動の歴史的経緯及び現状について文献調査を行うとともに、矯正施設と被害者支援団体との関わりの現状や今後の課題等について団体スタッフ等に対するインタビュー調査等を行い、今後の適切な連携の在り方等について考察した。
その結果、被害者支援団体と矯正施設との関わりの現状として、①矯正施設に協力している被害者等の負担感、②被害者等の現状に対する矯正職員の理解、③矯正施設による被害者等への情報伝達、④新たな制度への対応の必要性が課題となっていることが示された。また、今後は、①被害者支援団体と矯正施設との相互理解の促進、②矯正職員の育成とケアの充実、③被害者の潜在的な声への対応が求められる。