日本教科教育学会誌
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小学生の観察能力の発達 : 連続説と段階説の比較を中心に
吉川 良二西川 純根本 和成
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1994 年 17 巻 2 号 p. 81-86

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抄録
観察能力の発達過程に関して連続説と段階説の2つの仮説がある。これらの仮説の検討のために,本研究では小学生1年から6年生の児童にモミジの葉を自由に観察させ,その結果を分析した。それによると,児童の観察結果から,小学校段階では観察能力は連続的に発達することが明らかにされた。しかし,視覚の観察は小学校5年生と6年生の間では殆ど変化がみられないことも明らかにされた。
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© 1994 日本教科教育学会
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