日本教科教育学会誌
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ふれ合いによって育つ子供の生きた知力(教科教育学への提言)
益地 勝志
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1977 年 2 巻 1-2 号 p. 143-148

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抄録
子供は生まれながらにしてある知力をもち,それによって人間の一生が決まるとすると教育の力は,どれ程子供にかかわっているのだろうかということになる。幼児が,母親の歌を聞いて上手にうたう。ピアノを上手にひく,または父親が自動車好きのため自動車に関する知識を多く持っているとすると,これらのことをもって遺伝だと考えることが多い。学校で学習をすすめている教師自身もそう思い,教育の力のはかなさを感ずることがあるしかし本当に知能はそのようなものであろうか。毎日の学習をすすめたとき,授業がはじまると同時に,はやく理解する子供と,理解のおそい子供の両端に分かれるのである。このような実際場面に出会うほど,知力は教え込まなければおくれると感ずることがある。
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© 1977 日本教科教育学会
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