日本教科教育学会誌
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総合学習のプログラム作成に関する予備的考察 : 教育的意義,教育内容及び方法の検討
日高 正博後藤 幸弘
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2002 年 24 巻 4 号 p. 11-20

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抄録
現在の総合学習への関心の高まりをブームに終わらせないためには,意義,内容及び方法的原理を十分に検討し,実践することが必要である。子どもや教育の現状を踏まえると,「構造化能力十実践力十問題解決能力=生きる力」の育成を総合学習の意義とするのが妥当であると考えられた。また,内容設定の条件として「課題性」「総合性」「共感・交流性」「発展性」「集約性」「実用性」の6つが措定され,これらを満たす内容を中核に置くことが望ましいと考えられた。さらに,総合学習の基本的な学習過程は,「『課題形成の段階』→『課題解決の段階』→『内容の発展と総合の段階』↔『内容の集約(共感・交流)の段階』↔『課題解決結果の確認・応用と新たな課題形成の段階』の発展的繰り返し」とするのが1つの方法と考えられた。
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© 2002 日本教科教育学会
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