日本教科教育学会誌
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サッカー「課題ゲーム」の運動強度の検討 : 体力の向上にも配慮した学習過程の作成に向けて
後藤 幸弘田中 讓福田 修一山本 忠志
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2010 年 33 巻 2 号 p. 31-40

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抄録
本研究は,体力の向上も企図した「課題ゲーム」を用いたサッカー授業を構築するための基礎資料を得ようとしたものである。すなわち,「課題ゲーム」として完成度の高い「ツーゴールドリブルサッカー」,「サイドマン付きキックラインポートボール」,「キックラインポートボール」,「Runランサッカー」の4つのゲームを種々の時間条件で大学生を対象に行わせ,心拍数変動を記録し,運動強度を推定した。その結果,「ツーゴールドリブルサッカー」では,ゲーム時間60秒,休息90秒を5セット以上,「サイドマン付きキックラインポートボール」と「キックラインポートボール」では,ゲーム時間7分を2セット以上,「Runランサッカー」では,ゲーム時間5分を2セット以上,休息時間2分をはさんで実施させればよいと推定された。
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© 2010 日本教科教育学会
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