日本教科教育学会誌
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教科課程構成の原理と方法(I) : 教科課程分析の一試案
松本 勝信
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1979 年 4 巻 2 号 p. 61-68

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抄録
本研究は最適な教科課程構成の原理と方法を確立するための一方法論として,実用化されている教科課程の分析方法の確立をめざすものである。教科課程の基本的構成要素を目的・目標,学習内容,学習方法,評価でとらえる。また,それらの内容決定に対する基礎理論を,知識哲学,人間論,自然・社会・文化論,学習理論の4体系でとらえる。このような立場から,教科課程の分析視点として,(1)理論的前提-(イ)哲学的立場・(ロ)教科の必要性・(ハ)教科課程構造・(ニ)学習理論,(2)目的・目標,(3)学習内容・活動構成-(イ)範囲・(ロ)系列・(ハ)構成基準,(4)教授・学習過程構成。(5)教授・学習環境,(6)評価,(7)教科課程構成の一貫性,をとりあげた。
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© 1979 日本教科教育学会
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