国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター
2019 年 21 巻 1 号 p. 63-71
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熱帯の環礁上に成立する小島嶼国は,サンゴ礁に生息する造礁サンゴや大型底生有孔虫など石灰化を行う生物起源の砂礫から構成され,被覆するマングローブなどの植生が海岸を安定化させ侵食から守る働きをしている。海面上昇など気候変動による影響に小島嶼国が適応するためには,生態系保全に基づく国土の維持という視点が非常に重要である。本稿では,ツバルをはじめとする小島嶼国において,生態系保全に基づく国土の維持に向けたこれまでの取組を紹介する。
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