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日本作物学会紀事
Vol. 77 (2008) No. 4 P 523-526

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http://doi.org/10.1626/jcs.77.523

連載ミニレビュー

水ストレスは茎葉や根, ひいては果実などいろいろな器官の成長, 光合成や窒素の吸収・同化など植物の重要な生理的プロセスに大きな影響を及ぼす. 水ストレスは, 吸水速度が蒸散速度(気孔開度が水ストレスの影響を受けていない時の)に追いつかない場合に発生する. 良く知られている条件が土壌水分の低下である. しかし, 水ストレスは, このような時だけでなく, 気孔の閉鎖機能が低下した時や吸水過程や体内における水輸送に対する抵抗が大きい時にもおこる. 水の通導抵抗の大きさと抵抗の大きくなっている部位の所在を明らかにすることが, 水ストレスの発生機構の解明とともに水ストレス耐性作物の育成戦略を考える上で重要となる. 対象とする問題, 対象とする植物の部位によって測定に用いる方法も異なる。本稿は水の通導抵抗の測定法を筆者の視点からまとめたものである.

Copyright © 2008 日本作物学会

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