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日本作物学会紀事
Vol. 78 (2009) No. 2 P 153-162

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http://doi.org/10.1626/jcs.78.153

総 説

現在,我が国の水稲移植栽培では,育苗および田植え作業が労働時間の1/4を占めているため,直播栽培の導入によって稲作の省力・低コスト化が進むことを期待されている.しかしながら,現在,直播栽培の普及面積は水稲栽培全体の約1%であり,一般的な技術として普及していない.この原因として,水田に直接播種することによって出芽・苗立ちが不安定になりやすいことが大きな要因になっていると考えられる.本稿では,播種後落水の効果,播種後落水を効率よく行うための圃場条件,過酸化カルシウム剤・鉄コーティングおよび種子予措の効果,播種後の気象条件,良出芽となる品種が持つべき特性および育種への利用,出芽・苗立ちに関与する種子の糖代謝についての知見を整理して,今後の研究方向を論じる.

Copyright © 2009 日本作物学会

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