抄録
2007,2008年に播種した「きたほなみ」の越冬前の主茎葉数と株当たり茎数を調査した.株当たり茎数は,主茎葉数の増加とともに指数関数的に増加した.主茎葉数と株当たり茎数との関係は,指数関数モデルが良く当てはまり,主茎葉数から株当たり茎数を推定することが可能であった.また,主茎葉数および株当たり茎数と播種日からの有効積算気温との関係を解析したところ,主茎葉数では7葉,株当たり茎数では14本を最大値とするロジスティック曲線を利用することで,播種後の有効積算気温から越冬前の主茎葉数と株当たり茎数とを推定することが可能であった.