日本作物学会紀事
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帯化ダイズの形態的特性と生育特性
WOGYAI Wasana古屋 忠彦松本 重男
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1984 年 53 巻 4 号 p. 371-378

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抄録
帯化ダイズ7系統を九州大学農学部の圃場で栽培し, 形態的特性と若干の生育特性並びに収量構成形質を調査した. 1. 帯化ダイズは, 生育初期から主茎上にしばしば2葉以上の葉を同時に出葉することが認められた. 主茎は生育とともに徐々に幅広く, 扁平となった. 帯化ダイズの主茎の葉数は普通ダイズよりかなり増大した. 2. 供試7系統における帯化ダイズの主茎の扁平度(帯化程度)には, 大きな系統内および系統間変異が認められた. また帯化ダイズにも分枝の発生がみられたが, 分枝数は普通ダイズより少なく, しかも扁平のものは少なく普通型であった. 帯化程度と分枝の多少とは, 無関係であった. 3. 今回調査した帯化ダイズには, 主茎先端の形状により, 無分岐, 2つに分岐, 3つ以上に分岐の3つの型を認めたが, 最も冬い型は無分岐型であった. 4. 帯化ダイズは着莢様相から, 次の2つの型に類別出来た. I型:莢の大部分(全莢の70%以上)が主茎先端部に密集して着生する型 - 鶏頭大豆, 錫杖(Bb1132), 錫杖(Bb1133), 刈交259. II型:莢の約半数が主茎先端部に着生するが, 中下部にも着生をみる型 - Acc.1369, Acc.1403, T173. 5. 主茎の帯化程度と収量とは関係がないようであった.
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