日本色彩学会誌
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2 つの視覚的文法から見た色の知覚の再検討 
北岡 明佳
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2018 年 42 巻 3+ 号 p. 1-

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抄録

 並置混色は,色を表現するにあたり,比較的少数の色を空間的に並べて表現する.絵画の点描は,並置混色にあたる.並置混色にも,加法混色と減法混色がある.RGBを原色とする加法混色では,白はRGBで表現され,新しく開発されたRGBを疑似原色とする減法混色では,黒はRGBで表現される.このため,同じRGBの縞模様なのだが,片や白,片や黒に見えるという錯視画像をつくることができる.本講演では,この明るさの錯視をデモするとともに,2種類の並置混色は互いに独立した視覚的文法とでもいうべきものであること,それらは強力な色の錯視であるムンカー錯視とも密接に関係していることを,いろいろな錯視画像を示しながら論じる.

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© 2018 一般社団法人 日本色彩学会
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