久留米大学外科学講座小児外科部門
2025 年 27 巻 1 号 p. 15-19
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新生児期から幼児期までに,腸内細菌叢は多くの因子に影響を受けながら変動し形成される。分娩方式,哺乳内容や外科的疾患では,手術侵襲・腸管に対する修飾操作,抗菌薬の使用などがその因子として挙げられる。特に新生児期に正常腸内細菌叢を獲得できないdysbiosisの状態に至った場合には,将来の腸内細菌叢の形成が不十分なものとなる。新生児期の腸内細菌叢への影響と小児疾患における腸内細菌叢への影響を,小児外科領域の疾患を中心として最近の知見を紹介する。
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