日本作物学会関東支部会報
Online ISSN : 2424-2225
Print ISSN : 1341-6359
ISSN-L : 1341-6359
会議情報
10 キュウリの茎基部の水の通導抵抗とチロシス形成量との関係(予報)
平沢 正宮内 大介石原 邦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 29-30

詳細
抄録

収穫期間中のキュウリの急性萎凋は、梅雨期の降雨が数日続いた直後の晴天日に多く発生し、その発生は多窒素、低照度条件で生育したキュウリやウイルスに感染したキュウリに多いことが認められている。今までの研究の結果、急性萎凋は、吸水と蒸散の不均衡による葉の水ポテンシャルの低下が引き金となって、茎の水の通導抵抗が著しく増加することによって発生し、水の通導抵抗の増加は茎の導管に形成さるチロシスによると考えられた。

著者関連情報
© 1995 日本作物学会関東支部
前の記事 次の記事
feedback
Top