日本作物学会関東支部会報
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18 登熟期の老化程度が異なる水稲品種日本晴とアケノホシの葉身窒素含量の相違とその要因
成岡 由規子大川 泰一郎平沢 正
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p. 48-49

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抄録

水稲品種アケノホシは日本晴に比べて登熟期間の葉身の老化過程において光合成速度が高く維持されることが関係して乾物生産量及び収量が高い(蒋ら1988). その要因としてアケノホシは根から地上部に送られるサイトカイニン量が多く(Soejimaら1995), 窒素吸収量が多いことがあげられている. 登熟期間における葉の窒素含量の減少要因には, 根の窒素吸収量と吸収された窒素の葉への分配, 葉身から他器官への再転流などがある. そこで本研究は, 両品種の出穂期から登熟期における各葉位の葉身の葉面積当り窒素含量の相違とその要因を窒素吸収量, 各器官および各葉位の窒素含量の変化に着目して検討した.

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© 2001 日本作物学会関東支部
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