大学図書館研究
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小特集:これからの学術情報システム
電子リソースデータの「共有」とその先に見えるもの
システム共同調達・運用への挑戦
飯野 勝則
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 111 巻 論文ID: 2031

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抄録

電子リソースデータ共有作業部会において扱う「共有」には (A) 各機関から外部に対して行う共有,および (B) 外部から各機関に対して行う共有,の二つの意味がある。 (A) の事例としては本作業部会で運営するERDB-JPがある。 (B) についてはコンソーシアムが扱うタイトルリストやライセンス情報などの共有が仮定されるが,未だ十分なシステム環境は用意されていない。しかし今後,日本国内において,図書館サービスプラットフォーム (LSP) などのシステムを,複数の機関で選択的に共同調達・運用できる環境を構築することができれば,その状況は大きく改善するだろう。

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