近年,学籍システムの構築と図書館システムヘの連動が行われているが,横浜国立大学でも利用者情報を管理する利用者情報管理業務を図書館の業務システムの更新や学生部による学籍システムの構築を機に改善することになった。
学籍システムに一元化されたデータの流用や学生証と図書利用カードの一体化などについて,これらの改善と更なるサービスの発展を期していくつかの提言を行った。基本的にはプライバシー保護を行いつつ,データの共有化とカードの多機能化を進めるべきである。そのためにはシステムのセキュリティの整備と同時に,利用者自身による自己管理も重要になってくる。