2011 年 92 巻 p. 16-26
大学図書館が所蔵する庄屋・大庄屋文書などの近世庶民史料は,地域の歴史・文化を研究するための一次史料として研究者等に利用される機会が多い。しかし,その特殊性から目録作業には専門的な知識・技術が必要とされる。本稿では,大学図書館での通常業務に位置づけにくい古文書目録データベース作成の実践例の一つとして,本学が行った図書館OB及び教員との連携,そしてその整理作業において試みた近年のアーカイブズ学の研究成果を反映させた目録データの工夫について,課題と成果及びその意義について述べる。