日本歯科医学教育学会雑誌
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九州歯科大学附属病院研修歯科医宿泊研修の実施内容と検証―平成20年度から平成27年度までの8年間のまとめ―
鬼塚 千絵永松 浩鯨 吉夫木尾 哲朗
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2017 年 33 巻 3 号 p. 206-213

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抄録

抄録 九州歯科大学では, 研修歯科医を対象とした合宿形式の研修プログラムを平成20年度にはじめて実施した. 合宿の目的は, 指導歯科医と研修歯科医, 研修歯科医同士のコミュニケーションの充実, 連携およびチームワーク, 社会人としての常識を身につけることである. 本報告の目的は, 平成20年度から平成27年度までの8年間にわたる研修歯科医を対象とした宿泊研修の教育効果について, 参加した研修歯科医からのアンケート調査結果をもとに, 実施内容の検討を行い研修合宿の効果を検証することである. アンケート調査では8年間で177名から回答を得た. 合宿に参加して良かったと答えた研修歯科医は初年度の平成20年度では80%以下であったが, 平成21~24年度, 平成26~27年度は100%であった. これらのアンケート結果を踏まえて, 合宿のプログラムの改善を行ってきた. 共同作業であるカレー作りを例にあげると, 初年度は2日目に設定していたが, 次年度から1日目に変更したことにより, 高評価を得ることができた. 研修合宿の教育効果として, 合宿前に比べて合宿後で, 診療科内で話ができる人数が増える傾向がみられた.

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