日本歯科医学教育学会雑誌
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長崎大学病院における歯科医師臨床研修の現状―思考力とイメージ力向上に関する研修について―
鵜飼 孝鎌田 幸治野上 朋幸杉本 浩司樋口 賀奈子田中 利佳多田 浩晃近藤 好夫角 忠輝
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2025 年 41 巻 2 号 p. 34-40

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抄録

抄録 長崎大学病院の歯科医師臨床研修プログラムにおける思考力とイメージ力向上のための取り組みを報告する.歯科医師臨床研修において,①治療計画などの先を見通す力,②見えない部分の解剖学的構造を想像する力,③治療の操作や手技などを思い浮かべる力などを含む「イメージ力」は重要であると考える.その向上には基礎知識や技術の習得に加え,多角的な研修が必要である.本稿では,研修内容として,基礎研修,目標設定,歯周組織ならびに歯の描画や歯型彫刻,診療前レポートの作成,診療評価とフィードバック,術者視点動画を活用した研修,症例検討会の7つを紹介し,それぞれが思考力とイメージ力向上に寄与すると考えられる要因を記載した.これらの取り組みは相互に補完しあい,研修歯科医が治療内容を具体的に思い描き,自律的に行動する力を育むことに貢献していると考えられる.研修施設としては,研修歯科医に対し常日頃から知識と技術の習得に向けて努力させるとともに,思考力とイメージ力を向上させるための研修を構築することが大切であると考える.

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