日本歯科医学教育学会雑誌
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Print ISSN : 0914-5133
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歯科衛生教育の学校区分別実体験レベル解析
犬飼 順子合場 千佳子吉田 直美池田 亜紀子石黒 梓古川 絵理華沼部 幸博品田 佳世子
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2025 年 41 巻 2 号 p. 23-33

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抄録

抄録 歯科衛生教育では,座学(講義),模型実習,相互実習,臨床・臨地実習などの方法による教育が行われている.一方,わが国の歯科衛生士の養成は,大学,短期大学,専門学校の3種の異なる学校区分で教育されているが,それぞれの教育状況についての報告は少ない.本研究では,全国の歯科衛生士養成機関を対象とした質問紙調査により,歯科衛生業務の教育内容について調査した.125の調査項目の教育形式について,座学(講義),模型実習,相互実習,臨床・臨地実習(技術の実施)の順に教育内容の実体験レベルが高くなると仮定して,各養成機関の教育内容の実体験レベルを点数化し,学校区分別に比較分析した.その結果,教育内容の実体験レベルの高い項目は少なかった.また,学校区分間に有意差のある項目も少なかった.したがって,教育内容の約80%は学校区分にかかわらず同程度の実体験レベルで教育されており,座学を中心としていることが示唆された.一方,学校区分間で比較した結果,大学では総合力を必要とする歯科衛生業務に加え,歯科医行為を高い実体験レベルで学修しており,短期大学では実際的で主体的な歯科衛生業務を高い実体験レベルで学修していた.専門学校では,実体験レベルは大学や短期大学と比較して低い項目が多かったが,日常的な歯科診療の補助業務としての専門的技術の向上を目指す項目の実体験レベルが高く,学校区分別で特徴が認められた.

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