日本歯科医学教育学会雑誌
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解説
卒業前歯科漢方医学教育のミニマム・リクワイアメントの提案―添付文書・医薬品インタビューフォームが導く医療用漢方製剤の処方論・副作用・相互作用―
王 宝禮益野 一哉
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2026 年 42 巻 1 号 p. 13-24

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抄録

抄録 平成28(2016)年,文部科学省「歯学教育モデル・コア・カリキュラム 平成28年度改訂版」に「和漢薬を含む」が,そして令和3(2021)年,厚生労働省「歯科医師国家試験出題基準 令和5年版」には「和漢薬(漢方薬)」の語句が記載された.このような背景から,第116,118,119回の歯科医師国家試験に漢方薬に関する選択肢が出題された.すでに,平成27(2015)年には日本歯科医学会が漢方医学教育カリキュラム案を全国に発信している.そのなかで授業計画の項目があり「西洋医学と東洋医学〈弁証論治(べんしょうろんち),方証相対(ほうしょうそうたい),病名漢方療法(びょうめいかんぽうりょうほう)〉」はいわゆる処方論であり,そして「口腔疾患に有効な漢方薬,相互作用と副作用」が掲載されている.これらの項目が卒業前歯科漢方医学教育のミニマム・リクワイアメントに適していると考えた.そこで,西洋医学を学ぶ歯学教員や歯学部生が馴染みやすい添付文書や医薬品インタビューフォームに記載されている漢方薬(医療用漢方製剤)の処方論および副作用,相互作用を解説する.

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