口腔衛生学会雑誌
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石垣島住民の口腔の形質人類学的研究
宮崎 秀夫, 大谷 一郎, 西原 正治, 小林 繁, 山田 博, 竹原 直道
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1989 年 39 巻 1 号 p. 110-116

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抄録
この研究は石垣島住民の歯列弓, 口蓋の諸形質を明らかにする目的で行なわれた。資料採取した360名のうち, 16歳以上で正常歯列を有し, しかも歯冠崩壊の程度が軽い者72名について石膏模型上にて計測を行なった。その結果, 石垣島住民の男性は女性に比べて, 歯列弓の長径には有意差がなかったが, 幅径 (上顎) では有意に大きかった。また, 後口蓋高でも男性が女性より有意に大きい結果が認められた。この所見は, 日本各地の住民の特徴と同様の傾向であった。また, 歯列弓後部の長径と幅径との関係から, 石垣島住民の口腔形質を九州各地の住民および台湾人, 台湾高山族と比較すると, 男では, 石垣島住民は沖縄本島住民と非常に近似し, 長島, 五島住民と近く, 台湾人, Paiwan族, Rukai族とは大きく異なっていた。女では, 石垣島住民は北九州, 長島, 五島住民と近似していたが, 台湾人, Paiwan族, Rukai族とはかなり異なる形質を示していた。
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© 有限責任中間法人日本口腔衛生学会
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