日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
反復性意識障害, 失調をきたしたMünchausen syndrome by proxyの一例
藤後 明子山下 裕史朗松石 豊次郎吉田 一郎加藤 裕久
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2000 年 13 巻 1 号 p. 133-136

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抄録
代理人によるMünchausen症候群は小児虐待の一種で,親やそれに代わる養育者が子どもの健康に関する虚偽の情報を作りあげ,子どもに身体的,心理的ダメージを与えるものを言う。親が故意に薬物などを投与する事も多い。急性小脳失調回復後に,母親からcarbamazepineを反復投与され,意識障害と失調を繰り返した本症を経験した。本症は死亡や重度後遺症を残すことも多く,注意深い観察が必要であり,虐待ネットワークとの地域での連携が必要である。
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© 2000 日本小児臨床薬理学会
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