日本小児臨床薬理学会雑誌
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21世紀を担う専門医育成-カナダの経験-
伊藤 真也
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2005 年 18 巻 1 号 p. 175-178

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抄録
カナダでは、医学部を卒業してから3-5年の基本科(小児科・内科など)での専門医研修が終わった後で、臨床薬理も含む高度専門科の訓練がはじまる。すべての専門医教RCPSC(Royal College of Physicians and Surgeons of Canada)という全国的な組織の監督下に各医学部に責任が与えられておこなわれており、いわゆる医学部附属病院のないカナダでは、医学部の多くが複数の病院と契約を結んで臨床研修の場を提供している。カナダではここ数年、CanM-EDs2000とよばれる新しい医学卒後教育の要綱にもとづいて臨床薬理も含めた専門医教育がおこなわれるようになった。これは21世紀に期待される専門医の資質を7つの項目に分けて示したもので、それぞれが知識・技能・態度の3領域にわかれていて、達成すべき目標があげられている。その7つの項目とは: 1)MedicalExpert(専門家); 2)Communicator(聞き上手・話上手); 3)Collaborator(チームプレーヤー); 4)Manager(経営者); 5)Healthadvocate(代弁者); 6)Scholar(学者); 7)Professional(プロフェッショナル)である。この新しい動きが実際にどういう効果をあげるか、また日本での応用・発展の可能性があるのかは今後の課題であるが、専門医の社会的役割を刷新する試みのひとつとして有意義と考えられる。
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© 2005 日本小児臨床薬理学会
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