日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
速放性methylphenidateからOROS® MPHに変更したADHD症例の臨床的検討
山下 裕史朗渋谷 郁彦原 宗嗣大矢 崇志永光 信一郎松石 豊次郎
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2009 年 22 巻 1 号 p. 113-115

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抄録
速放性methylphenidate(IRMPH)からOROS® MPH(コンサータ®)に切り替えた小児例について,IRMPHと比較したコンサータ®の効果,副作用,保護者の満足度を検討した。対象は,7~17歳,35名のIRMPHを内服しているADHD児で,コンサータ®変更前後のADHD,反抗挑戦性障害スケール,副作用チェックリスト,保護者満足度を検討した。35名全員で変更可能で,変更後4週間での保護者による評価で,ADHD,反抗挑戦性障害スケールは有意に改善し,88%の保護者が切り替えに満足していた。IRMPHと比較して目立った副作用もなかった。IRMPHからコンサータ®変更はADHD症状の改善に役立ったが,ただ1例,保護者が子どもの夜間学習時の集中困難を訴えた。
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© 2009 日本小児臨床薬理学会
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