日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
授乳期における母親のカフェイン摂取の意識調査と母乳中のカフェイン濃度について
香西 祥子加藤 育子田中 彩河西 邦浩岡田 仁日下 隆
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2019 年 32 巻 1 号 p. 33-38

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抄録
今回我々は本邦における母乳育児中の母親のカフェインの摂取状況および母乳中カフェイン濃度を明らかにすることを目的に本研究を行った。 対象は 34 例で,平均年齢は 31.5 歳,産後日数は 30.5 日, 初産は 44%, 母乳の授乳回数は母乳のみで 8 回, 混合栄養で 9 回であった。 カフェイン摂取について気にしていると回答した割合は 79%であったが, カフェイン摂取の有無とカフェイン摂取を気にしているかどうかについての関係に有意差は認められなかった。 搾乳前 24 時間以内のカフェイン推定総摂取量は 0 ~ 245mg で, 母乳中カフェイン濃度は定量限界以下~ 2.4mg/L (定量限界以下が 44%を占める) に分布していた。 母乳中カフェイン濃度から推定した児のカフェイン摂取量は国外での食品健康影響評価からすると, 児に影響を及ぼす摂取量には至っていなかった。
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© 2019 日本小児臨床薬理学会
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