日本小児臨床薬理学会雑誌
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2017年厚生労働省使用制限注意喚起前後のコデイン感冒薬の使用頻度の変化について
鬼頭 敏幸牧 大策塚田 健太郎乾 大樹加藤 浩太
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2019 年 32 巻 1 号 p. 57-60

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抄録
2017年第3回医薬品等安全対策部会安全対策調査会において,かぜ薬・鎮咳去痰薬に用いられるコデイン類含有製剤医薬品(対象約600品目)の小児等への安全性が検討され12歳未満の小児には,「禁忌」とすることが決定し,2017年7月4日厚生労働省PMDA通知がなされた。周知するための期間が必要であることをふまえ,当面の問は投与しない旨の注意喚起がなされ,2年間の移行期間を経て,平成31年には12歳未満の小児のコデイン含有製剤の処方を禁忌としていくという通知であった。この通知2年前から通達1年半後までの調剤薬局を定点としてコデイン類含有製剤医薬品の処方数の推移を調査した。PMDA通知に呼応して2017年下半期以降の処方量は減少した。6か月後,1年,1年半後での比較でコデイン類含有処方数が減少していくことをリアルタイムに観察でき,処方比率の減少も確認できた。調剤薬局グループ内部においても,12歳未満「コデイン禁忌化」の周知がなされていた。さらに,疑義照会を通じてコデイン使用減少にむけ,情報提供する過程で通知が実行されていったものと考えられた。
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© 2019 日本小児臨床薬理学会
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