日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
アジスロマイシン細粒の先発品および後発品の服用性に関する評価
三田村 しのぶ山田 翔馬若野 安澄菊田 真穂首藤 誠高田 雅弘
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2020 年 33 巻 1 号 p. 62-66

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抄録
小児の薬物治療において,アジスロマイシン(以下,AZM)細粒は,さまざまな感染症の治療に広く用いられているが,AZMの強い苦味のため,しばしば服薬拒否を引き起こす.近年では後発医薬品メーカー各社が,付加価値のある後発医薬品を開発しているが,服用性の違いは明らかでない.そこで本研究では,AZM細粒を対象に,先発医薬品および6品目の後発医薬品について,服用性に関わる因子である,懸濁・分散性,粒子径,ヒト官能試験による,苦み・甘味・ざらつき強度の比較評価を行った.その結果,懸濁・分散性,粒子径分布,苦味・甘味・ざらつき強度が製剤間で大きく異なり,服用性に大きく影響を及ぼすことが認められた.小児が服用しやすく,服薬介助者にとっても苦労のない製剤を選択するにあたり,製剤の懸濁・分散性,製剤の苦味・甘味・ざらつき強度の服用性に関する情報の収集・評価・提供は非常に重要であることが示唆された.
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© 2020 日本小児臨床薬理学会
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