抄録
【目的】近年抗菌薬に対する薬剤耐性が世界的な問題となっており,抗菌薬適正使用の質の評価としてQuality Indicator(QI)を用いる方法が報告されている.そこで,抗菌薬適正使用プログラム(ASP)の取り組みについてQIを用いて評価したので報告する.【方法】外来患者を対象にASPの取り組みを行った.QIを算出し,ASPの取り組み前後で比較を行った.【結果】外来処方は40,988件であった.ASP取り組み前後におけるQIは, Access percentag(e 32.2%,78.0%),AMPC index(21.0%, 35.1%),Access-Watch index(0.8,3.7)であった.【考察】QIにより,抗菌薬適正使用の質が向上していると評価することができた.抗菌薬を使用量だけでなく質を評価することができるようになるため,抗菌薬適正使用を評価する方法として有用であると考えられた.