日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
新生児・乳児におけるミダゾラムによる逆説反応発現リスク因子の検討:症例対照研究
櫻井 愛, 雨宮 貴洋, 鈴木 洋史
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2022 年 35 巻 1 号 p. 17-20

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抄録
新生児急性期医療において鎮静目的に使用されるミダゾラムの投与に伴い,逆説反応の発現が一定頻度で認められ,臨床上の課題となっている.本研究では,ミダゾラムの投与開始前の段階で,患者情報から逆説反応発現リスク因子を同定することを目的とした.ミダゾラム投与患者をレトロスペクティブに抽出し,日齢,性別,身長,体重,体表面積,疾患情報,投与期間および投与開始直前の臨床検査値に関して,逆説反応発現群と非発現群間で単変量解析および多変量ロジスティック回帰分析を行った.その結果,ミダゾラム投与開始前のC反応性蛋白(オッズ比:1.348,95%信頼区間:1.037-1.753,p= 0.026)およびカリウム(オッズ比:2.973,95%信頼区間:1.223-7.229,p=0.016)が逆説反応発現リスク因子として抽出された.これらのリスク因子が高値を示す患者においては,代替薬への切り替えやより緊密な患者状態のモニター等,適切なリスク管理を行うことが重要であると考えられる.
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© 2022 日本小児臨床薬理学会
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