日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
薬剤耐性(AMR)資材配布企画が地域薬剤師に与えた影響の調査研究:小児薬物療法研究会でAMR対策に取り組む意義の考察
大黒 幸恵川名 三知代三浦 哲也江藤 不二子鈴木 康大遠藤 美緒大山 かがり川下 晃代中井 啓赤羽 三貴小村 誠石川 洋一
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2022 年 35 巻 1 号 p. 56-63

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抄録
本邦では全抗菌薬使用量の約9割が外来経口抗菌薬であり,特に抗菌薬の使用頻度が高いとされる小児領域においては保険薬局の薬剤耐性(Antimicrobial Resistance: AMR)対策への関与が重要である.2020年,AMR臨床リファレンスセンターの依頼を受け,小児薬物療法に興味をもち,メーリングリストを中心に有志で情報交換を行っている小児薬物療法研究会会員が所属する保険薬局の薬剤師向けに,AMR啓発資材配布を企画し,実施後の意識変化およびその要因を検討する調査を実施した.その結果,資材配布は薬局薬剤師のAMR対策アクションプランの認知度を向上させ,企画参加の動機は薬剤師としての責任感が一番高い割合を示した.さらに,参加をきっかけに薬局内でのAMR教育やAMR対策を意識した服薬指導など参加者自身や周囲の行動や意識に変化がみられた.小児医療を守る使命感や活動への興味が変化の度合いを強め,小児薬物療法研究会でAMR対策に取り組む意義と活動の波及効果が確認できた.
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© 2022 日本小児臨床薬理学会
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