日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
地域薬剤師による薬剤耐性(AMR)普及啓発活動のための課題の調査研究:より参加しやすい啓発企画へ向けた考察
遠藤 美緒中井 啓江藤 不二子川下 晃代大黒 幸恵川名 三知代三浦 哲也大山 かがり鈴木 康大赤羽 三貴小村 誠石川 洋一
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2022 年 35 巻 1 号 p. 64-71

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抄録
薬剤耐性(Antimicrobial Resistance: AMR)対策の推進は喫緊の課題であり,一般市民への啓発は重要な活動の1つである.小児薬物療法研究会では,AMR臨床リファレンスセンターの依頼を受け,薬局薬剤師から一般市民へのAMR対策啓発資材配布企画を実施した.本企画の参加者および不参加者を対象にアンケートを実施し,薬局薬剤師がAMR対策の啓発活動に参加するうえでの課題と企画の改善点を調査した.回答者数は137名(参加81名,不参加56名)であった.不参加の理由では,近隣の医療機関・医師や同僚・上司への配慮が多く挙がっていた.今後希望する啓発活動では,参加者では配布資材として簡単なクイズ形式や折り紙・ゲームなど遊べたり活用できるもの,という回答が不参加者に比べて有意に多かった.本調査より,薬局薬剤師が一般市民への啓発活動を行ううえで,医療者教育および地域での医師との連携や企業組織内の調整に関する課題が確認された.また,啓発資材としては能動的な資材が有用である可能性が示唆された.
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© 2022 日本小児臨床薬理学会
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