2026 年 7 巻 1 号 p. 349-357
橋梁の維持管理を効率化するために 3 次元モデルの活用が期待されているが,既設橋梁には 3 次元モデルが未整備であるものも多い.そこで本研究では,橋梁の図面画像を入力として,Vision Language Model (VLM)により図面の内容を理解することで 3 次元モデルの構築と自動修正を行う方法を提案した.本手法では,VLM が複数の図面から構造情報を抽出して整理し,3 次元モデル構築用のスクリプトを生成する.さらに,構築結果から部材同士の干渉や浮遊の検出,および図面と 3 次元モデルの比較画像に基づく視覚的評価を組み合わせた自己検証を行い,生成結果を再帰的に修正する.提案手法に基づきシステムを構築して実際の図面に適用した結果,主要な寸法を反映した 3 次元モデルが自動構築できることを確認した.