環境化学
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下水汚泥または畜産廃棄物から製造したコンポスト中に含まれるエストロゲン及びアンドロゲンの残留と内分泌攪乱性評価
本山 充希古閑 豊和野見山 桂中川 修平松尾 英樹篠原 亮太
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2006 年 16 巻 4 号 p. 615-626

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抄録
下水汚泥または畜産廃棄物コンポスト中のエストロゲン及びアンドロゲン残存量の調査を行った。コンポスト26サンプル中からE1はすべてのサンプルから検出され, E2は21サンプル, E3は1サンプルに検出された。EE2は検出されなかった。テストステロンは21サンプル中18サンプルに検出された。酵母Two-hybridアッセイによる内分泌攪乱性調査の結果, エストロゲン活性はコンポスト21サンプル中13サンプルから確認され, アンドロゲン活性は2サンプルに確認された。本研究結果から, 一般に市販される下水汚泥または畜産廃棄物コンポスト中から性ホルモンが検出され, その半数以上にエストロゲン活性が確認された。
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© 日本環境化学会
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