環境化学
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環境汚染物質に対する曝露アセスメント
山本 武
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1993 年 3 巻 1 号 p. 1-14

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抄録
環境汚染物質の人や生態系への影響の大きさは, 汚染質の有害性と曝露量によって決定される。曝露量を正確に測定し, 影響の大きさを評価するための系統的な手法が確立されねばならない。この総説では, 曝露アセスメントの概念と評価手法の枠組みを過去10年間での進歩を後付ける形で紹介する。曝露アセスメントの手法は, 直接測定法, 推測的アセスメント及び再構築的アセスメントの三つのカテゴリーに分けられるが, それぞれの適用例をTEAM study, ダイオキシンの曝露アセスメントを中心に解説する。
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© 日本環境化学会
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