東日本整形災害外科学会雑誌
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Print ISSN : 1342-7784
学術集会発表論文
頚椎,上位胸椎における転移性脊椎腫瘍の治療経験
大下 優介尾又 弘晃神崎 浩二中村 正則稲垣 克記
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2018 年 30 巻 2 号 p. 178-182

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抄録

頚椎と上位胸椎(C2-Th4)の不安定性を有する転移性脊椎腫瘍症例に頚椎後方固定術を施行した.Performance Status(以下 PS)は来院時平均3.8(3-4)から術後平均1.8(1-2)に改善し全例退院が可能であった.術後平均441(82-2569)日で原疾患増悪のため永眠となっていた.癌の終末期まで全例脊髄麻痺にはならず,手術治療は有効な治療法の一つと考える.

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© 2018 東日本整形災害外科学会
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