東京ベイ・浦安市川医療センター整形外科
東京医科歯科大学大学院整形外科学分野
2018 年 30 巻 2 号 p. 174-177
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鎖骨上神経は鎖骨骨折手術中に損傷され,術後に前胸部しびれなどの神経症状を生じることがある.当院での鎖骨骨幹部手術症例を,術中鎖骨上神経を温存した温存群,温存していない非温存群に分け比較した.術後早期症状では有意差を認めなかったが,最終診察時の症状は温存群のほうが有意に少なかった.手術時間は温存群のほうが有意に長かった.術後神経症状を考慮すると,神経を温存して手術を行うべきと考えられる.
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