2018 年 30 巻 4 号 p. 532-538
double endplates penetrating screw(DEPS)法は,松川らのpenetrating S1 endplate screw(PES)法を参考に考案し,刺入方法は通常のpercutaneous pedicle screw(PPS)刺入とおおむね同様である.椎弓根の外尾側から内頭側にプローブを打ち上げ,刺入椎体の上位終板と一つ頭側椎体の下位終板を貫く刺入法である.DEPS法でのPPSの固定性は通常のPPSに比較し良好と推測され,短期成績もおおむね良好であった.対象症例によっては,固定範囲縮小の可能性もあり,今後生体力学的にもさらなる検討を行っていく.