河北総合病院整形外科
2019 年 31 巻 1 号 p. 138-141
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大腿骨転子部骨折に対する手術治療は骨接合術が第一選択である.われわれは一期的に人工骨頭置換術を施行した2症例を経験した.強固な内固定が困難と考えられるような症例でも,人工骨頭置換術は早期から歩行訓練を開始できるため,歩行能力の獲得は早いと考えられるが,手術時間は長く,出血量は多かった.不安定型大腿骨転子部骨折では術前の全身状態,併存症等を考慮すれば,人工骨頭置換術も治療の選択肢となりうる.
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