東日本整形災害外科学会雑誌
Online ISSN : 2433-569X
Print ISSN : 1342-7784
学術集会発表論文
首下がり姿位と前方注視姿位における筋活動変化
─正常被検者24人による検討─
小柳津 卓哉坂井 顕一郎新井 嘉容大川 淳
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 32 巻 1 号 p. 49-53

詳細
抄録

【目的】健常人24名の頚部伸展筋活動を表面筋電図で測定した.

【方法】頭板状筋・僧帽筋を対象とし,頚椎後屈位,中間位,前屈位,頭部前方突出位(前方注視)における平均筋活動量と筋疲労を解析した.

【結果】頭板状筋において平均筋活動量が前突位で有意に増加していた.僧帽筋の平均筋活動量と頭板状筋・僧帽筋の筋疲労は姿位による有意な変化を認めなかった.

【結語】首下がり姿位からの水平視は頭板状筋の筋活動を要した.

著者関連情報
© 2020 東日本整形災害外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top