日本肘関節学会雑誌
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Print ISSN : 1349-7324
V.外側(内側)上顆炎
超音波を用いた無症候性短橈側手根伸筋腱起始部損傷の検討
梶田 幸宏岩堀 裕介村松 由崇高橋 亮介
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2018 年 25 巻 2 号 p. 255-257

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抄録

 はじめに:肘関節に関して愁訴のない肘を対象に超音波検査を用いて短橈側手根伸筋腱(以下ECRB)起始部損傷の有無を調査した.

 対象と方法:対象は85名170肘,平均年齢60.4歳.ECRB起始部にlow echo,線維配列の乱れを認めたものを損傷ありとし,年齢,性別,利き手,スポーツ歴の有無,労働歴の有無を比較検討した.

 結果:170肘中34肘20.0%に損傷を認めた.平均年齢は,損傷あり群が65.4歳.なし群が59.2歳であった.ECRB損傷を認めたのは,性別では男性17.8%,女性22.5%,利き手側21.2%,非利き手側18.8%,スポーツ歴ありは14.0%,なしは22.0%,重労働では26.3%,軽労働では18.2%であった.

 まとめ:無症候性のECRB損傷は有意に年齢が高い肘に認めた.性別・利き手・スポーツ歴・労働歴では両群間に有意な差はなかった.

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© 2018 日本肘関節学会
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