日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
II.成人骨折・脱臼
Complex Elbow Instabilityの治療経験
安部 幸雄髙橋 洋平
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キーワード: , 骨折, 肘複合損傷
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2018 年 25 巻 2 号 p. 55-58

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抄録

 目的:complex elbow instability(CEI)における治療方針とその成績について述べる.

 対象:15例,男性10例,女性5例,年齢は26歳~74歳,平均53歳であった.

 結果:損傷形態は後外側回旋不安定症(PLRI)5例,後内側回旋不安定症(PMRI)4例,trans-olecranon脱臼骨折6例であった.全て鉤状突起,橈骨頭,肘頭は再建しLCLを縫合し,不安定性が残存すればMCLの縫合を行った.5例に授動術を行った.6か月以上経過観察が可能であった12例の平均可動域は伸展-13度,屈曲134度,JOA-JES scoreは平均94点であった.

 考察:CEIに対し鉤状突起,橈骨頭,肘頭は再建しLCLを縫合することを基本とし,成績は良好であった.Trans-olecranon脱臼骨折は抜釘時に授動術を行うことにより可動域の改善が得られた.

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© 2018 日本肘関節学会
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