2013 年 6 巻 1 号 p. 93-94
快適さの中で自ら発達することを可能にする定位の場Optimized Seating System (以下OSS)の基本的な考え方と製作方法にについて紹介する.次に具体的な姿勢と運動の改善例をもとに.定位のシステムが常に連続した姿勢と運動の変化の中で起こるものであること,直前の知覚が次の知覚の手掛かりとなり,行動に影響を与えていることを示す.そして連続した流れの中で「釣り合いを調整することを促す定位の場」を適切に示すという方法が,リハビリテーションの有効な手段となることを示す.