生態心理学研究
Online ISSN : 2434-012X
Print ISSN : 1349-0443
特集2:生態心理学とリハビリテーションの融合
空間的定位と基礎的定位の再構成を目的とした運動療法が姿勢制御に及ぼす影響
髙田 勇竹田 智幸冨田 昌夫
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2013 年 6 巻 1 号 p. 99-102

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抄録

今回,視覚と体性感覚の協調を再構成すると考えられる運動療法が,姿勢制御に及ぼす影響を検討した.結果,「頚部からの揺すり」「腹臥位・パピーポジションでの上下肢運動」「縄抜け動作」において,深層筋が活性化し表在筋が緩むことが確認され,また視覚と体性感覚の協調が再構成されることで,環境の変化に対して身体の振る舞いを柔軟に変化させて適応し,安定性と可動性を両立した姿勢制御が可能であったと推察される.

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© 2013 日本生態心理学会
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