抄録
視覚障害者を対象としたあん摩マッサージ指圧師養成課程における生
徒の現状および課題について把握し、今後における同課程の発展的な在
り方について検討するための基礎資料とすることを目的にアンケート調
査を行った。本報告では国家試験の合否に着目して、生徒の実態との関
連性を分析し、国家試験合格に向けたあん摩マッサージ指圧師養成課程
課題について検討した。対象はあん摩マッサージ指圧師養成課程を有す
る施設およびその生徒。調査の結果、69.6%の学校が、基礎学力不足によ
り生徒が授業についていけないとの認識を持っていた。また、40%程度
の学校で学習スキルや社会性・コミュニケーション力に関して課題認識
を持っていた。国家試験不合格者ではコミュニケーション力に課題があ
る者が合格者と比較して有意に多かった。 4 年以上学校に在籍し、国家
試験の合格した者は24.5%で、 3 年在籍した者と比較して有意に低かった。