日本中央競馬会競走馬保健研究所報告
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多指症馬の手術例について
吉田 慎三桐生 啓治千田 哲生亀谷 勉
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1967 年 1967 巻 4 号 p. 137-141

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抄録

 内国産サラブレッド種にみられた右第1指列の残存する奇形,多指症について運動機能回復を目的として手術を行なった。 手術は全身麻酔下で行ない,第1指列は手根関節下約5cmのところで鋸断した。術後は順調で,10日目に抜糸を行ない,12日目には牧場へ輸送し1ケ月の休養の後自由放牧とした。6ケ月後の再診では,鋸断部位にわずかな硬結が見られるのみで歩様は正常であり運動障害はみられなかった。

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© 日本中央競馬会 競走馬総合研究所
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