日本林学会大会発表データベース
第115回 日本林学会大会
セッションID: K22
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山口県における森林バイオマス低コスト燃料化システムの取り組み
人工林残渣、竹材の低コスト搬出
*山田 隆信平國 俊昭
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抄録

 森林バイオマス低コスト搬出のため、人工林素材生産後の残渣(枝葉、梢端部、根元部)を山土場まで集材するシステムについて、またモウソウチクを伐採しチップにするシステムについて調査した。 その結果、残渣は素材生産時に収集しやすいよう路網上に集積し、材価の低い小径材等をバイオマス用とし量の増加を図り、グラップルなどの林業機械で収集する等により低コスト化を図ることがわかった。また竹は、全竹を現地でチップ化するシステムと、短幹に造材して工場に運搬し、チップ化するシステムを比較した結果、現地チップ化が低コストであるとがわかった。

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© 2004 日本林学会
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